鹿児島鰻では、稚魚であるシラスウナギの仕入れから成長したウナギの出荷までを、すべて自社で行います。
この仕入れ、養鰻、出荷するまでの一気通貫の工程は、鹿児島鰻の強みでもあります。
なぜなら養鰻場のスタッフが稚魚からつきっきりで成魚まで育てますので、品質の管理も万全。
成長したウナギは生きた状態でグループ会社の鹿児島鰻販売に出荷し、全国のお客様に届けられますので、余計な中間マージンも必要なくなります。
仕入れから出荷までをすべて鹿児島鰻グループ内で完結できますので、より良質で安全・安心なウナギを、より低コストでお客様に提供することが可能になるわけです。
シラスウナギの仕入れと言えば、養鰻業者の1年の始まり。
日本近海のシラス漁の解禁は12月1日で、鹿児島鰻のある南九州からスタートします。
長旅を経て太平洋沿岸にたどり着いたシラスウナギは、われわれ鹿児島鰻の地元の川でも採捕されます。
自社の養鰻池に入れたシラスは産地によって、生きの良さが違います。
餌の食いつきがいいものもあれば、悪いものもあるし、毎回毎回、状態の違うシラスを相手にしなければなりません。
鹿児島鰻では状態の異なるウナギの稚魚を、水温、水流、水位などをコンピュータによる制御盤で24時間集中管理。
毎日、餌の食いつきや泳ぎの力強さなど、ウナギの状態を確認しながら、稚魚のシラスを7ヶ月から1年かけて成鰻に育てていきます。
鹿児島鰻では、できれば生育には1年半はかけたいと思っています。
長年の作業で鍛えられた養鰻スタッフは、ウナギの生育具合を瞬時に判断し、選別できます。
私たち鹿児島鰻は、良質だと自信を持てるウナギだけを出荷していきます。
一気通貫だからこそ、お客様に良質だと胸を張れるのです。