全国の養殖ウナギ生産量は2019年(令和元年)で17073トン。 トップの鹿児島は7086トンで40%強を占めます。 2位の愛知が4362トン、3位の宮崎が3070トンで、4位の静岡が1534トンと続きます。 この上位4県で全国の90%以上の養殖ウナギを生産しています。 他の産地は三重(211トン)や岡山(6トン)のほか、徳島(220トン)、香川(10トン)、愛媛(38トン)、高知(294トン)の四国4県。 九州では鹿児島、宮崎のほかにも、福岡(13トン)、熊本(136トン)、大分(17トン)でうなぎが育てられています。 全国のうなぎの生産量はこの10年、20000トン前後で推移しています。 最も多かった2011年(平成23年)で22028トンありましたが、2年後の2013年(平成25年)には最少の14200トン。 うなぎの養殖は稚魚である国産シラスウナギの漁獲量にも影響を受け、ここ数年は記録的な不漁もあって生産量は落ち込んでいます。 鹿児島でも2017年(平成29年)は、この10年で最も多い8522トンの生産がありましたが、記録的な不漁に泣いた2018年、2019年は減少しました。 2020年はシラスウナギの漁獲高が盛り返しており、うなぎの生産量に影響を及ぼしそうです。