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子どもたちに伝えたい鹿児島鰻のメッセージ vol.1

鹿児島,うなぎ,養鰻場

鹿児島鰻が社会科の授業に!?

こんにちは。鹿児島鰻のホムラです。 先日、神奈川県の小学校の先生から、社会科の授業で「鹿児島鰻を取り上げたい」という嬉しいご連絡をいただきました。 これからの漁業について考えるため、稚魚の仕入れ、養鰻、出荷までを手がける鹿児島鰻の一気通貫システムについて尋ねたいとのこと。 先生の的確なご質問と、それに対する現場からのメッセージがちょっと素敵だったので(自画自賛ですみません。いや、自社自賛!?)、そのやりとりを一部ご紹介させていただきます。 鹿児島,うなぎ,養鰻場

先生と現場のやりとり_養殖の機械化について

【先生からのご質問】 養鰻場ドットコムを見て、養鰻場の温度や水質の管理は機械化が進み、効率的な養殖をされていることを学びました。そんな中、餌やりや選別を人の手でされているのはなぜですか? 【現場からの返答】 餌やりはその日のうなぎの健康状態を見るためにあえて人の手で行っています。うなぎは普段、池の底などに隠れているため、唯一見えるのが餌やりの時間なのです。 また、選別は半分だけ自動化しています。出荷は自動選別機を使い、サイズ分けの選別を人が行います。1匹ずつ流す自動選別機は時間がかかるため、小さいうなぎにはストレスになるのです。そのため、サイズ分けの選別は人の手で素早く行っています。 養鰻場,うなぎ,ブログ

先生と現場のやりとり_中国産うなぎについて

【先生からのご質問】 じつは昨年、鹿児島鰻のうなぎを購入し、とても美味しくいただきました。しかし、私は素人なので「すごく美味しい!」ということしか分かりません。 以前はスーパーなどでもヨーロッパウナギが主流でしたが、最近は中国産のニホンウナギを見るようになりました。そこで、鹿児島鰻のうなぎと中国産うなぎの違いを教えてください。 【現場からの返答】 中国産うなぎは公的機関としては税関での検査しか行われません。そのため過去には養殖での使用が禁止されている成分が見つかったこともありますし、ニホンウナギとして販売されたうなぎがDNA検査でヨーロッパウナギであると判明したこともあります。中国産うなぎは安価ではありますが、その安全性が懸念されるのも事実です。 国産うなぎは安心・安全を提供するため、シラスウナギの採捕から養殖・出荷にかけて、すべて国が定めたルールの下に行われています。中国産に比べると国産うなぎは高価になりがちですが、やはりそこには確たる理由があると思っています。 ****************************************** ちょっと長くなりましたので、今回はここまでとさせていただきます。鹿児島鰻の強みや、子どもたちへメッセージなどは、また次回ご紹介させていただきたいと思います。 養鰻場で働くうなぎのプロたちがこだわりを語ることはあまりありません。しかし、今回ばかりは子どもたちへのメッセージということもあり、真剣に語ってくれました。 鹿児島鰻、真面目に頑張っています!