オフィシャル

鰻の名前の由来とは?

うなぎ,養鰻場,シラスウナギ,蒲焼,鹿児島鰻
鰻の名前の由来、ご存知ですか?

鰻の名前が登場する最も古い記述は、万葉集に書かれた和歌の「武奈伎(ムナギ)」という言葉だとされています。歌は「石麻呂に 吾れもの申す夏痩せに よしといふものぞ 武奈伎(ムナギ) とり食せ」という内容で、現代語に訳すと、「石麻呂よ、夏痩せによいと言われるうなぎを獲って食べなさい」という意味になります。この頃から「鰻は夏バテに良い」という考え方があったのですね。

武奈伎(ムナギ)がどうして鰻(うなぎ)という呼び方に変化したのかに関して、色々な説があります。代表的な説としては、身の古い読み方が「ム」といい、細長い身体を「ムナガ」(身長)と読んでいたのが変化していき「ムナギ」になった説、その細長い身体が棟木(むなぎ)に似ているところから棟木とする説などがあります。

また、うなぎの漢字を「鰻」と書くのは、つくりの字になる「曼」(まん)が細長いもの、長く伸びることを示す意味の字だから。そのため、細長い魚であるウナギを表す字として「曼」が当てはめられたと言われています。

鹿児島,うなぎ,養鰻場